「ヘイトスピーチは許せない!『行動する保守』とどう向き合うか。」 集会報告
2009年8月14日に開催された、「ヘイトスピーチは許せない!『行動する保守』とどう向き合うか。」 集会の、ozawakさん(http://twitter.com/ozawak)執筆の速報です。(2009年08月15日01:47にいただいたもの。)
以下、集会資料の一部の紹介、パネルおよびフロアから出た発言の一部と感想となります。
集会資料の概要
p.1 表紙
p.2-p.6
1.行動する保守!?「在特会」とは何か
○在日特権を許さない市民の会(在特会)設立趣旨
[在特会サイトからの転載]
○ 在特会の略歴
○「行動する保守」運動団体一覧(代表者、設立時期)
○「行動する保守」の運動形態
[学習用メルマガの紹介。これがおもしろい。後述します]
p.6-
金曜アンテナ(2008/12/5)の転載
[国籍法改正が一時ストップした件について]
国籍法案 ネットが日本を救う(水間政憲)
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid580.html
[上記のサイトの、引用の部分]
p.8-
日刊ベリタ無料記事 090608
p.11-
「国籍法改正」に反対する緊急国民集会
[2008/11/25のもの]
p.12-
<犯罪外国人・犯罪助長メディアを許さない国民大行進in蕨市>
[2009/4/11のもの。これが蕨行動のきっかけになったもの]
p.14-20
「行動する保守」への対抗行動
4.11蕨 6.13京都 7.20福岡
学習用メルマガの内容
メルマガ名は「ひのまるなび」。発行者は日野 万留奈となっていて、若い女性のペルソナ。
hinomarunaviあっとまーくgmail.com
http://6626.teacup.com/hinomarunavi/bbs
これの2009/07/01号が紹介されている。
まず、NHKの台湾に関する「捏造報道」に8300人が集団訴訟、という話で、「初めはデモ行進の意味がわからなかったけれど、がむしゃらにがんばって8千人にも及ぶ集団訴訟の道がひらけた、運動には戦略が大事だとはいえ、まずは動くことで道がひらけることもある」、と。
そのあとが「連載:抗議活動のキホン的考え方(15)」
・胡散臭さを軽減する方法(2)お金をかけていないことをアピール
[印刷した大きい横断幕とかは、巨大な資金源をもつ胡散臭い団体に見えるからやめよう]
・胡散臭さを軽減する方法(3)素人らしさの演出
[左翼過激派、共産党とかの手作り横断幕を紹介。「手法の非共感性についても、素人で不器用ゆえの行動であると言い訳できちゃいますっ!!」だって。]
・胡散臭さを軽減する方法(4)都合のよい弱者を連れてくる
[キホンは女。男は赤ちゃんのときだけ。たとえば不法入国外国人にも人権、とかいうと胡散臭く思われる、だって不順な動機しか見当たらない、だから「かわいそうなのり子ちゃん」を見せ付ける。保守だって、拉致被害者のめぐみさんが男だったらここまでは盛り上がらない。男の子は難病の**ちゃん、だけ]
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★この(4)がかなりこたえる。日本の良識派と呼ばれる人々が、結局男女二分法とそのヒエラルヒーを堅持していたツケがきているなと思う。実際、沖縄の話も、暴行の被害者が女性でこどもだったから盛り上がる。20を超えた女性だと看過されてきた。そういうことだ。
その他、ワタシのフィールドノートのメモから
・ネットの勉強をして欲しい
2ちゃんにも在特会ヲチスレとかちゃんとある。見てください。
・団体は文書をまめに出していく必要アリ
今回の件、条約違反で犯罪でしょ、と外務省に問い合わせたら、そうだけど、取り締まるのは外務省じゃない、文書を出してくれたらそれを広めることはできる、というお答えだったそうだ。
・情報発信を丁寧にしていく必要
ググルで上に出てくるようにしないと。
★間違いは訂正する、デマには真実を述べる。
・大衆的監視が必要だ
・ヘイトが先、理屈があと、の人たちなので、理屈を叩いても痛まない。
・国民主義的に肯定されているところを脅かされる不安からの行動だろう。だから国民というレベルで戦うのは困難である。
・女性の問題が抜けている、と三鷹の報告で指摘されたので今後勉強したい(パネル)
・どうしたら、「対抗しました」というただのアリバイでなく、「ずっとあった(右翼という)問題」を問題化するかが問われる。
・多数派の「当たり前」の感覚を大事に。共感ややさしさが必要、入っていきやすい(特永の当事者)★これはちょっと、ワタシは違和感があるが、でも活動していての実感であることはよくわかった。
・ネット戦略はウヨのほうが2倍、3倍上。
・「行動する保守」とか「向かい合う」に違和感、手ぬるい。
★『婚姻制度を知っていますか』の発行をした桐田さん
こういう場は大変に緊張する。なぜなら、この場のひとをまだ信用できないからだ。こういう場に来ると、たとえば民族差別、たとえば憲法と、家族や婚姻がどうつながるのか説明してくれといわれたりする。説明はむろんできるけれども、でも自分で勉強してください。つながりがわからない、家族とかは意味ないとか言われると、抑圧と感じる。
でもあえて言うのは、相手が「大きな絵」を描いていて、それにしたがって動いているからだ。相手がどういう絵を描いているかをこちらが考えていない、ということが、そうした質問が出ることからわかる(だから信用ができない)。
・桐田さんたちのサイト:http://hinoataruke.org/
ozawakの感想
パネルやフロアの発言があると、拍手があるが、これが偏在していて、集まっている人々がそれぞれに別の問題を持ち、別々のことを評価しているのがよくわかった。びみょーな雰囲気で終わりかけのころ、ちょっと荒れた。
(1)録音、撮影禁、と張り紙があったのに、パソによる中継を強行してとめられたひとが逆切れ。
「組合の皆に見せたい」「あんた在特会か、と言われた、失礼だ」
主催者側が、いろいろな現場から来ているひとがいるから、プライバシーを守って忌憚なく話せるようにと言ったでしょう、といい、聞いた聞かないで怒鳴りあい。そのあげくにこの人は「どうせ皆、在特会に面は割れてるんだ!」
…いや、だからいいとは思えない。初めて集会に来ましたみたいな人も散見されたが、もう二度と来なくなるんじゃないかと不安だ。それに、在特会より公安のほうが怖いし、その場合撮影禁を公示しておくほうが少しは安全、だと思うがな。
(2)桐田さんの発言を主催者側の一人が「不快だ」と何度も言う。
信じられないなんて、というが。終わってから声をかけたら桐田さんはがちがちになっていた。ちゃんと話聞けよ!(怒)
(3)とはいえ、桐田さんが「大きな絵」と言った内容は伝わってなかった。結局戦争と平和との2つしかない、だから9条、というふうに回収するひとがいて、「不快だ」の人も「大きな絵は危険だ。さっきのように9条に収斂したりするじゃない」という。
国家主義、民族主義的アプローチというのは、男女二分法に基づいて人間にヒエラルヒーを形成し、家族を道具に使って人を支配する手法であって、男女や家族はウヨにもサヨにも存在し、サヨだって守りたかったりするわけだ。ジェンダー的視点があると、ウヨの描く「大きな絵」、すなわち家族(→天皇制を含み)を用いた上下関係のある社会統合への志向が、見えるはずなのに、、、男性特権に無意識だと、見えなくて、必死の思いで声をあげた人を罵倒したりするんだ。
ビアンコミュニティからも人がきていて(そりゃま、ヘイトスピーチって、日常的な話題だし)、でもちょっと、話をする気にはなれなくて、そそと過ごしてきました。
今日の収穫のひとつは、桐田さんたちの冊子をゲットできたこと。反婚パレードのことをネットで読んで以来、読みたいと思っていた。これならパピさんもおけーというんじゃね、と思われる、おされなつくり。内容は濃くて、元気がでるぞ。あとで挨拶にいき、LOUDに寄贈する分ももらってきた。
追記
[ ]はワタシが入れた部分です。
主催者サイトはhttp://livingtogether.blog91.fc2.com/
…どういう立場でこの集会をするのかがわかんないし、プログラムもないし、パネリストが誰かとかも書いてない。ちょっと怖い。
・主催者発表で参加者は200人くらい。第1部と第2部の間でかなり入れ替わりあり。
・「ひのまるなび」のURLは接続確認したけど繋がらない。他はテスト済みです。
・第1部がパネルディスカッション、第2部がリレートークでした。リレートークはあらかじめ、いくつかの活動団体に振ってありました。
twitterにうぷした直後ルポログ
Fri, Aug 14
22:40 在特会に行かないまでもそういう感性の人が、自分の家族や身の回りにいるかも、ってきっと考えてない人が多いと思った。でもワタシはそういう人たちが、怖いなぁ。あ、なお、500円の資料は、ウヨの子たちの勉強の資料が含まれていておもしろい。帰宅したらパソから詳しくお知らせしますね。 link
22:31 9条に回収=桐田さんの話を持ち上げておいて、結局戦争と平和の2つしかない、だから憲法9条を守るという大きな、とやられた。そういう「善意」の回収がもっとも破壊力があるんだよ!最悪。 link
22:21 もっと敵呼ばわり=行動する保守、とか、向かい合う、とか違和感、暴力敵的な右翼とか、たたかうとか言えって。 link
22:17 収穫は、在日の当事者などから、在特会を含む右翼陣営の長年の活動実績や、サヨの数倍上を行くIT技術をちゃんと認識しよう、という指摘がいくつかあったこと。 link
22:13 逆排除?を自問するような意見は出なかったと思う。彼らと対話すべき、と言ったひとのその理由は、相手をしなければ彼らのうそやでまや妄想を正せないから、というもの。 link
22:10 フロアからはつくばみらい市(「ひたちみらい」から訂正)のDV講演中止、先日の三鷹、富山での顛末などの報告がされた。女性視点の欠落が指摘されたとパネルの一人が反省してたけど、その後もそんな視点はどこに?てか。女性の発言はあったが、なんかマッチョていうか、もっと敵呼ばわりしましょうとかそんなんばっか。居心地悪い link
22:02 その2続き。実際、桐田さんの発言を、憲法9条に回収したひとがいた。男性特権のある人々には、桐田さんの大きな絵の意味がわかりにくいのか。不快だと言った人にはあとでNさんが説教してた。 link
21:59 その2。桐田さんが、ここにいるひとをまだ信用できない、なぜならこういうところでは、家族とか女のことなんかどうでもいいという意見をされることが多いから。でもいま相手側は大きな絵を描いて運動している、それをみないと対抗できないと。そしたら主催側が不快だ、大きな絵を描くなんて危険、と。 link
21:55 反ヘイトスピーチ集会、荒れその1。録音撮影禁と掲示があるのにパソで中継しようとして注意された人の逆ギレ。みんな在特には面割れてんだよ、ってだからいいってわけじゃ。(公安のほうが怖いだろ(違)) link
21:01 違和感というならウヨと同じようにサヨにもある。セクマイとかボコられるかという疑念払拭できず。いまさっき、だん。正直、怖かった。 link
20:59 反ヘイトスピーチ集会最後で荒れ気味。反婚の桐田さんが渾身の発言したら主催者の一人が不快だ、と切り捨て。 link
18:40 年輩の人がへり、若年層が増えてきた。第1部では三鷹の在特会集会の件でフロアから報告があり、女性視点の欠落を指摘した由、パネルから。 link
18:35 反ヘイトスピーチ集会このあと第2部。リレートークとものこと。女性はなんたっておばあさまが圧倒的(しかも素敵な)。 link
18:33 反ヘイトスピーチ集会第1部だん。パネルディスカッション。左翼系。30代以上各年代。男女比9:1くらい? link
担当者 :
山口智美
2009/8/15
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